武庫川探索シリーズ

 

(まがり)付近の調査報告  法西 浩

 

ひとはく名誉研究員小林先生の武庫川散歩と芥川克子氏の槣鹿山神領地の研究を参考に曲付近である藍本から始まり、主に西相野から上相野付近の武庫川水系と加古川水系の分水界を2016年5月29日()三田市西相野・曲(まがり)の分水界を訪ねた。

 

  • 標高200mの分水界を挟み東条川(加古川水系)と武庫川に別れる。曲から狭い谷筋は放棄田でブッシュ状態。細い水路に沿って藪をかき分けて分水界に向かった。その先に二軒の農家がありここで加古川水系と武庫川水系に別れていた。この谷(曲)には珍しいトンボ、サラサヤンマ(日本最小、RD Bランク)の棲息が確認出来た。かつてはギフチョウ(RD Bランク)の産地だった。

  • 水路を加古川水系方向へ辿ると舞鶴道付近までは普通の水路、その先は三面張りの急流で大規模な相野団地の横を流れ東条川へ向かう。

  • 歩いてみたら上相野付近にも加古川水系と武庫川水系の分水界があり、加古川水系と武庫川水系の河川争奪があった複雑な地形であることが感じ取れた。

  • 上相野の地元農家の方は分水界の事をご存知だったが、団地の住民は全くご存じなかった。

  • 下相野と勝谷のメダカの遺伝子は異なっていることから、加古川水系のメダカの遺伝子を調べれば分水界が生物分布に及ぼす影響について新たな知見が得られるかも知れない。

  • 生きもの・歴史・水利・・いろんな情報の集中する面白い地域で、小林先生が講演された河川争奪現場観察も面白いと思う。